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高千穂釜炒り茶後世残す。

- MISSION -

 高千穂町において担い手不足は深刻な課題です。若手が少なく高齢化に伴い、急傾斜地がほとんどである高千穂の茶生産は大きな負担となっています。その影響から平成27年に認定された高千穂郷・椎葉山地域世界農業遺産の足がかりとなった貴重な茶園の風景を保全していくことも課題となっています。

 しかしながら全国シェアは1%に満たないものの、香り高く濁りが少ない、すっきりしているお茶であるということから高品質な高千穂の釜炒り茶は市場からの引き合いが強く、九州の中央部では家庭で日常的に親しまれています。また、釜炒り茶の製法を活かしたウーロン茶や紅茶などの生産も始まりました。協力隊員には、これまで積み上げてきた高千穂の釜炒り茶の技術と環境を後世に残していくため、高千穂町茶業界全体に影響する変化と希望を生み出す活動を行っていただきます。

​釜炒り茶の課題とミッション

1年目は、「栽培の現場」「加工の現場」「販売の現場」「企画の現場」「学習の現場」などなど、様々な「現場」に身を置き釜炒り茶の業界全体を知ることに注力し活動を行います。特に4月~7月にかけては茶の農繁期となり製造に携わります。農繁期後は入札や市場での経験、品評会の出品支援、販売やPRで東京などなど、地域おこし協力隊でなければすべての「現場」に関われることのできない体験をすることとなります。JA高千穂地区をはじめ高千穂町役場、生産者による茶業振興会、農業改良普及センターなどさまざまな関係機関が連携し活動をサポートします。

もちろん、自立に向けた資格取得(日本茶インストラクター、フォークリフトなどの農業機械ほか希望に応じて)や経験を経て様々な企画の立案や挑戦したいことも切磋琢磨し応援します。

現場で磨く

お茶は生き物です。スケジュールや計画のとおりに育つこともなく、天候にも大きく左右されます。

人がケガや病気になれば、お茶は待ってくれません。結果的に品質の低下、収入の減少を招きます。また、摘採すれば劣化がはじまりますので加工がすべて終わるまで仕事を終えることはできません。体力を使います。

​日頃からともに活動する人とコミュニケーションを図りながら十分に体調管理をすることが必要です。

 

なんてったって体が資本!
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